WEB媒体編集長が思う、掲載したいプレスリリース5つのポイント
こんにちは。イベントバズールの広報兼、従兄妹サイトのメディア&コミュニティ「ビール女子」で編集長をしている瀬尾です。イベント主催者にとっての最大の課題、「集客」。これをより最大化するために多くの媒体に掲載してもらいたいとは、誰もが思うはず。これはイベントもやっている「ビール女子」編集部としてもいたい程わかることです。
一方で、編集部として日々様々なプレスリリースをお問合せ窓口からいただくことも多く、もっとこうしてくれたら手軽に掲載できるのにな、と思うこともしばしば。そこで今回は「編集部」視点で掲載したいプレスリリースの共通点をまとめてみました!
※あくまでも一編集者の視点ですので、そのつもりで頭の片隅にでもおいていただければと。
1. メールが軽い!サクサク開けるかどうか
PDFってメールが重たくなりますよね。よくプレスリリースをPDFでくださる方がたくさんいます。もちろん一枚のPDFにまとまっていると見やすく、ぱっと見、何があるのかわかりやすいという点もありますが、重たいから開かれないのでは元も子もありません。
極論、私はメールにべた書きのみでよいと思っています。要点さえまとまっていれば別のファイルである理由がありません。
2. 画像は必須!
私が特にWEB媒体の編集者だからかもしれませんが、WEB記事は画像が命です。WEBの記事で使う画像は横型の幅 800pxもあれば十分なので、なるべくリサイズした、軽くて写りのいい画像がついているといいですね。
掲載したいと思うようなとっても面白いイベントのはじめのリリースに画像がついていなくて、「掲載したいので画像をください」みたいなやりとりはできれば割愛したい。はじめから画像をつけて送ることを推奨します。
特にここ最近のWEBの記事はワンカラム(サイドバーがない)のスマートフォンサイトを意識したデザインになっていることも多く、そのようなサイトでの見栄え的なことを考えると、縦位置よりも横位置の画像の方が編集的に使いやすいので、横位置で 2 〜 3 枚程度は送るのががおすすめ。
3. お問合せフォームの時はストレージを!
メールにべた書きのリリース+軽くて綺麗な横位置画像の添付
がゴールデンコンボですが、お問合せフォームしかリリースの送り先がない場合がありますよね。この場合、添付ファイルでの画像の送信ができないことも。
よく、お問合せフォームから「◯◯というものです。リリース送ってもいいですか?画像も送れるのでご連絡いただければ・・・」みたいな問い合わせをいただくことがありますが、毎日たくさんのリリースが来る中で、「いいですよ」なんてメール送るの、正直めんどくさいんですよね。
その場合はストレージファイルでクラウド上に保存して、一発目のメールからリンクで画像も送りつけてしまいましょう!
うちはまだまだ小さいメディアですが、特に大きいメディアになればなるほどプレスリリースの数は山ほどやってきます。いちいちそれに返信していられないほど。そのため、リリースを送った側が知らない間に掲載されているなんてこともあるので、如何にわかりやすく、的確な情報と画像を一発目のメールやお問合せフォームからの情報に盛り込めるか、が重要というわけです。
4. 相手へのリスペクトを忘れない
メディアをやっているのは機械ではありません。人です。掲載はコネではないですが、やはり仕事は人と人でするものです。
記者さんと繋がっている場合は特に、相手へのリスペクトを忘れないことが大事です。メディアリストを使って一斉送信するのは楽チンですが、冒頭文だけでも決まりきった挨拶だけではなく一人一人にカスタマイズした文章が挟んであると、特別感が出てもらった方も思わず返信したくなります。私の場合、返信したくなるようなリリースは掲載率が高いかも。
宛先を自分にしてBCCで何人もの記者さんのメールアドレスを入れまくって送ってくるリリース(これ、結構やっている人多いけど)なんか、メルマガを読んでいる気分になってしまいます。
少なくとも、お問合せフォームに入れているのにも関わらず、「プレスリリースです。」みたいな感じで内容のみをドドドドドドっと送ってくるものはちょっと馬鹿にしているのかと思ったりしてしまいますので気をつけましょう。
5. その他、かけだし広報としての思うこと。
以上、 4 番までのポイントは編集部としてプレスリリースをもらう側目線でこれまで感じていることをまとめたものですが、私自身が編集だけではなく、現在様々なリリース情報を広報としてメディア向けに発信する立場になって数ヶ月。まだまだ駆け出しレベルですが、がむしゃらにやるなかで見つけたことも 2 点程あるので、こっそりシェアしてみます。
・何かのプレスリリースを書くとき、同じようなプレスリリースで先に出ているものを探して参考にする
・よく新聞やテレビに取り上げられているサービスのコーポレートサイトに行って、プレスルームから見られるリリース情報を参考にする。(これ、我ながらいい方法だと思うんですよね)
いかがでしたでしょうか?
イベントをやっていると忙しくて中々凝ったリリースを書く暇がないかもしれません。でも、メールにべた書きでいいのなら・・・とは思いませんか?
記者は基本的に情報を探しています。
まずは知っている記者さんに、「実はね、こんな面白いことをやるんですよ」とこっそり教えているような愛のあるメールができればそれはすでに成功していると言えるかもしれませんね。
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