ヤッホーブルーイング広報 原 謙太郎さんインタビュー
イベンターとして、企業からの協賛をいただけることは、お客様への特典にもつながり、イベントもが盛り上がる要素の 1 つになります。そんな協賛をするにあたって、企業はどんなところを重要視するのか?を企業人に聞く“企業インタビュー”企画。第一回目は、以前イベントバズールの兄妹サイト「ビール女子」が開催したイベントにご協賛いただいた、長野県のクラフトビール会社「ヤッホーブルーイング」で広報をされている原謙太郎さんにお話しを伺いました。
今回、なぜ協賛したのか?
イベントバズール編集部(以下、E):以前はビール女子と東京クラフトビールマニアのボウリングイベントに協賛されたとのことですが、なぜこのイベントだったのですか?
原さん(以下、敬称略):企業が協賛するか否かの判断基準はターゲットと効果が費用に合うかどうか?だと思うんですよね。今回の協賛はビールのご提供でしたが、やはりクラフトビールが好きな人が集まっていることがポイントでした。それで考えると、内容はボウリングでも盆踊りでも(?)よかったのかもしれないですね。また、効果という意味では、優勝商品として、アピールしてくれることもポイントとなりました。
E:イベントの時には、協賛としてではなく、飲み放題のラインナップにもヤッホーブルーイングさんの別のビールをそちらは主催者が購入してラインアップに加えていたと思いますが、例えば、参加者の飲む分として樽での協賛をお願いしていたらまた違う回答だったということですか?
原:そうですね。やはり、せっかく造っている商品を協賛するわけですから、どういった露出があるかどうかも気になるところです。協賛のご依頼はよくいただきますが、ひどい場合だと、スタッフや出演者用のビールが欲しいだけだったりする場合もありますからね。
E:そんなこともあるんですね! ビールという商品の特性上、ということもあるかもしれないですね。後は他にどんなことで判断を?
原:狙いは毎回違ったりするけど、やはり数も大事ですね。どんな人がどのくらい参加されるのかというところです。
E:狙いというお話が出ましたが、企業がする協賛って、時に認知拡大やイメージUPなどの広報戦略としての協賛であったり、直接的な販促やマーケティングが目的であったりと様々だと思うのですが、今回の狙いは広報ですかね?
原:そうですね。今回の協賛はターゲティングされた人に対する認知拡大として実施しました。ただ、当社は中小企業だし、販促にダイレクトな効果があることも重要。だから、単なる認知拡大だけでなく、ターゲットとの親和性が高いと感じたからこそ今回は協賛しました。きちんとセグメント化されたところに広報した、みたいな感じですね。
協賛する側の想いとは?
E:協賛する側として、よかったこと、もっとこうしてほしいことなどってどんなことがありますか?
原:やはり、効果は知りたいですよね。何人が来て、何人に配ったか。やはり現場にいないこともあるので、どんな反響があったかとか、そこでビールを飲んでもらえるなら、どんな声があったかとか。開催後にレポートが欲しいですね。
E:す、すみません。ビール女子、できてましたかね(汗)?
原:ビール女子さんのようにイベント主催者の方が SNS やブログなどでレポートしてくれるのももちろん嬉しいですし、もし他のメディアが来たりすればさらに嬉しいですね。協賛する理由にもなるので、それは企業に協賛を依頼される際にも、予め示した方がいいでしょうね。
他の協賛の事例について
E:これまでの協賛についてどんなイベントに協賛したかお聞きしてもいいですか?
原:飲食店などの業務店が主催するような小さなイベントは協賛することがありますね。ただ、すべてのご依頼に協賛しているわけではなく、都度判断はしています。あとは地元軽井沢のサミット的なものやパーティーにサービングスタッフごと協賛したこともあります。
E:なるほど、スタッフさんが一緒に行く場合もあるのですね。そういった、ビール以外の協賛は他に何かしたことがありますか?
原:やはりビールを飲んで知っていただきたいのでビールのご提供が多いですね。逆にお金での協賛は全然してないです。
E:今後、協賛してみたいイベントなどはありますか?
原:普段、ヤッホーブルーイングではなかなかアプローチできていない他の属性や地域の方々にもより多くリーチしていけるような協賛は考えていきたいです。
あらためて企業人から聞くとなるほど、と思うこともたくさんあったのではないでしょうか?
以上、第一回企業インタビューでした。原さん、ありがとうございました!
【協賛事例概要】
『東京クラフトビールマニア×ビール女子の第一回大忘年ビアボウリング大会』
◯開催日: 12 月 19 日(土)15:00〜
◯参加者層:クラフトビールが大好きな男女
◯内容:ビール女子と東京クラフトビールマニア初の共同開催イベント。 2 時間、クラフトビールが 4 種類飲み放題の中、各チームに別れて特別ルールでボウリング。優勝チームにヤッホーブルーイング社よりビール 1 ケース(よなよなエール)を協賛。
◯今回の協賛による掲載先
・WEBサイト「ビール女子」
・Antenna
・ウーマンエキサイト
◯協賛企業:
長野県軽井沢町に本社、佐久市に醸造所を構えるクラフトビール会社。代表銘柄「よなよなエール」だけでなく「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など、その味わいなどのビアスタイルやコンセプト、デザイン性などにおいて革新的なビール造りを行う。インターネットとリアルな顧客との交流を組み合わせたマーケティング手法を展開しや定期的な自社ビールのファンイベント「宴」や季節に合わせた製品展開などを行っている。
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撮影協力
ヤッホーブルーイング 広報隊ユニット 原謙太郎さん
概要